コンドラヒン氏は、人工呼吸器の使用は多くの問題を引き起こす恐れがあるとみている。この問題で一番深刻なものは、人工呼吸器関連肺炎。
「人工呼吸器の装着により、肺の快適なガス交換が機械的に行われるようになるが、問題は絶対的に無菌の空気を肺に運び込むことができないという点にある。そして人工呼吸器を使う時間が長ければ長いほど、二次性肺炎にかかる可能性が高くなる」
もう一つの問題は、肺嚢胞の破裂。この合併症は、肺組織の炎症により肺が圧迫されることで発症する。こうなると、肺が正常に機能しなくなる危険性が生じる。
コンドラヒン氏は、新型コロナウイルス感染により傷ついてしまった肺について、「これはハンマーで指を叩いてしまった後に、その指でネジを締めようとしているようなものだ」と表現している。
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