伊ポンペイ遺跡で古代ファーストフード店発見 2000年前の食事も確認

考古学者らは伊ポンペイ遺跡で古代ファーストフード店を発見した。これは「テルモポリウム」と呼ばれるフレスコ画で装飾されたカウンターで、温かい食事や飲み物を提供していたとみられる。CNNテレビが伝えた。
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古代ファーストフード店は遺跡公園で発見。テラコッタ(素焼き)の容器なども発掘され、そこからほぼ2000年前の食事の痕跡、つまり成分も確認された。

また「パテラ」と呼ばれる銅製で装飾が施された飲用カップ、煮物やスープの調理に使った陶器の水差し、ワインスキットル、アンフォラも発掘されている。

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ポンペイ遺跡公園のマッシーモ・オサナ館長によると「テルモポリウム」が丸ごと発掘されるのは初のことであり、また人類学者のワレーリィ・アモレッティ氏は、テルモポリウムの容器から豚肉、魚、カタツムリ、牛肉の成分が確認されたと語った。

テルモポリウムのカウンターには固形状栄養食品の古代版などもあり、壁には古代語のサインが記されたユーモラスな絵画がかかっていた。

西暦79年、ポンペイはヴェスヴィオ火山の噴火により灰や軽石、塵の中に埋もれた。噴火の威力は複数の原子爆弾に相当すると推測されている。

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