ミャソエドフ氏は、「こういったマルウェアは、インターネットあるいは誰かのコンピューターに有線接続した際にスマホに入り込みます。例えば、非公式のサービスセンターでスマホを診断してもらうときなどに起こります」と説明している。
ハッカーは、携帯電話の性能やバッテリーに関係しないマルウェアを開発し、それをスマホに密かにインストールさせようとする。初期段階では、スマホはその兆候を示さないかもしれない。しかし、銀行やSNSアプリの広告の通知がくるようになり、これがハッキングの唯一のサインとなる。その後、スマホはハッキングされた兆候を見せ始め、遅かれ早かれ誤作動を起こすようになる。
スマホメーカーは、スマホをハッキングから守るために信頼できるソースからのみインストールを行い、よく知らないパソコンに接続しないように求めている。
ミャソエドフ氏は最後に、「スマホがすでにハッキングされているのではないかと疑う場合は、ホットラインや端末の製造元、販売者に連絡してみてください。専門家がスマホに適切な診断を行い、修正が可能な店舗を教えてくれます」とアドバイスしている。
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