2021年の主たるリスクについて発表

コンサル企業「ユーラシア・グループ」が、2021年に予想される世界的リスクのランキングを発表した。
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1位となったのは「米国の分断」という状況。米国民の約半数が同国の新しいリーダーをそれぞれを非合法だとみなすことになる。専門家によれば、こうした状況は予定されるジョー・バイデン大統領の権力移行とともに形成させるという。

ランキング2位は新型コロナウイルスのパンデミックの長期化。コロナウイルスのワクチン接種を背景に貧富の社会的な格差がいっそう広がることになる。アナリストによれば、このことが各国で社会的な混乱を引き起こすおそれがあるという。

主たるリスクの第3位には、国際競争を引き起こす気候変動に対する対応が上げられた。

また世界的リスクのリストには、米中間の緊張激化や国際フォーマットでのデータ共有の問題、デジタル空間におけるグローバル競争の可能性、政治的影響を呼び起こすおそれのあるトルコの経済問題が上げられる。

さらにアナリストは、原油価格の低迷やドイツのアンゲラ・メルケル首相のポスト離職、ラテンアメリカの政治的および社会的危機などを背景とした中東経済の減退を危惧している。


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