ロンドンの裁判所 保釈金によるアサンジ氏の釈放を拒否

ロンドンのウェストミンスター地区の治安判事裁判所は、保釈金の支払いでWikiLeaks創設者のジュリアン・アサンジ氏を釈放することを拒否した。同氏は引き渡しに関する米国の訴えの審議が終了するまで拘束されることとなる。
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同裁判所が拒否を行ったのは、以前、アサンジ氏が保釈金による釈放条件にすでに違反していたということが理由とされる。

ヴァネッサ・バライツァー裁判官は、「米国は私の決定に異議を唱える可能性がある。もしアサンジ氏が逃亡するのであれば、米国はこうした機会を失うことになる。また、ベルマーシュ刑務所の条件は、米国の刑務所でアサンジ氏を待ち受ける条件とはまったく関係はないが、そうした条件がこの間の私の決定の理由となっている」と語った。

同裁判官は、エクアドルの大使館に身を隠したアサンジ氏が、かつて彼の身柄を保証した人たちの期待を裏切り、多額の金銭を費やし、保証金を失ったと指摘。同裁判官によると、WikiLeaksの創設者は脱出を組織するために必要なすべてのつながりを持っているという。

4日、バライツァー裁判官は、被告の精神的健康への懸念から、米国当局へのアサンジ氏の引き渡しを拒否している。米国側の弁護士はこの決定に異議を唱えることを明らかにしている。


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