新型コロナウイルス

パンデミックにより世界で2億7000万人が食糧難に、貧困層は8800万人増=国連

新型コロナウイルスのパンデミックにより世界では8800万人以上があらたに貧困層に落ち込んだほか、2億7000万人以上が食糧難に瀕している。初の国連総会から75周年の記念式典に出席したアントニオ・グテーレス事務総長が演説の中で明らかにした。
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75周年の記念式典に出席したグテーレス事務総長は演説の中で新型コロナウイルスのパンデミックによる世界的影響に警鐘を鳴らした。

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グテーレス事務総長によると、今回のパンデミックにより世界では8800万人以上が新たに貧困層に落ち込んだほか、2億7000万人以上が食糧難の危機に瀕しているという。そのうえでグテーレス事務総長は「新しいグローバルな取引」を国際的に進める必要性を指摘した。

管理体制やリソース、可能性をより良く運営し、それらをより公平に配分する必要がある。発展途上国はグローバルな枠組みの中でより公正な役割を担わなくてはならない……国際的なレベルにおいて私は人、政府、民間企業、市民社会の間で新たな社会的契約を締結することを提唱する……その目的は、所得や富、国際的恩恵、あらゆる人にとっての可能性に対して公平に課税することで、不平等の根を断つことである。

初の国連総会は1946年1月10日にロンドンのウェストミンスター宮殿で開催された。

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