中国でスパイ容疑 日本人男性2人に実刑が確定

中国でスパイ容疑で拘束され、1審の実刑判決を不服として訴えていた2人の日本人男性の上訴が2020年11月に棄却され、判決が確定していたことが13日、明らかになった。NHKが報じた。
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NHKの報道によれば、実刑判決が確定したのは「日中青年交流協会」の鈴木英司理事長と、北海道の70代の日本人男性。中国は2審制であることから、上訴棄却で判決が確定した。2人にはそれぞれ懲役6年、12年の判決が下りている。ふたりともスパイ行為に関わった容疑で拘束され、容疑を否認していたものの、非公開裁判で棄却が決まった。

中国では2014年に反スパイ法が施行。この間にスパイ行為容疑で拘束から起訴までいった9人の日本人は全員実刑が確定している。そのうちの1人の59歳の男性は、5年の刑期を終え、昨年7月に日本に帰国している。元脱北者のこの邦人男性は北朝鮮との国境付近で脱北者の支援活動を行っていたところ、中国に日本公安調査庁の協力者とみなされ、2015年に実刑が確定していた。

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