サイト「The Guardian」によれば、欧州のベンチャー企業「Space Cargo Unlimited」が2019年11月にワインを宇宙に送付し、2020年3月にはISSに葡萄の木が送られている。専門家らは、地上の植物の新たな栽培方法の開発と地上のより多くの人々の食糧確保の手段を見出すためにこうした取り組みを実施した。
ISS内でボトルは開封されないまま保管された。新しい条件がワインにどのような影響を及ぼしたかを確認するため、開栓はボルドーのソムリエテストのある2月にのみ行われる。今後の研究では、ワインの味の向上と飲酒が可能な状態でより長期保存する方法が探求される。
また、こうした実験から将来的にはより過酷な環境に葡萄の木が適応し成長することを可能とする。また、葡萄の木は木本植物であり、これらの実験の観測は農業の改善方法を見つけ出すことに役立つことになる。