モスクワ州、「主の洗礼祭」に救助スタッフ2000人以上が動員

ロシアでは18日夜から19日朝にかけて主の洗礼祭(神現祭)が祝われている。主の洗礼祭はイエス・キリストがヨルダン川で洗礼者ヨハネから洗礼を受けたことを回想するロシア正教会の重要なイベント。この儀式に向けてモスクワ州では2000人以上のスタッフが救護活動を行うため待機している。ロシア非常事態省モスクワ支部がプレスリリースで明らかにした。
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主の洗礼祭はロシアで1月19日(旧暦の1月6日)に祝われている。ロシア正教会の中で洗礼祭はパスハ(復活大祭)に並ぶ重要な儀式とされている。

この日にかけて教会や川、池などでは水が成聖され、信者たちはこの聖水で自分自身や自宅などを清める。またこの日は、凍った川や湖などに穴を開けて沐浴する伝統がある。

​ロシア非常事態省によると、モスクワ州だけで2000人以上の救助スタッフと700台以上の救助用車両が動員されている。

福音書によると1月19日、イエスはヨルダン川で洗礼者ヨハネから洗礼を受けた。聖水は、精神力や健康強化のために用いられたり、自宅に持ち帰り、振りかけて清めたりする。信者たちは、聖水を一年間大切に保存し、心の強さや健康を祈りながら次の洗礼祭まで一年にわたって飲み続ける。

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