タイの裁判所 国王を侮辱した女性に43年半の懲役刑

タイの裁判所は、国王と君主制を侮辱した罪で女性に43年半の懲役刑を言い渡した。女性は、60代の国家公務員。
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女性はタイの体制を批判する内容の音声をSNSに投稿しており、約30件にのぼる違反で有罪判決を受けた。女性の刑期は元々87年としていたが、罪を認めたため43年6ヶ月に減刑された。地元の情報筋を引用した英インデペンデントによると、この刑期は近年では最長。これまでの最長は投獄された販売員の35年

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人権NGO団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」のスナイ・ファスク氏は記者団に対し、「判決は衝撃的であり、当局が君主制を批判する者をどれだけ厳しく罰しようとしているかを示している」と述べている。

タイ王室の侮辱に関する条項では、1件につき3〜15年の刑が科されるとしている。この法律は、最近までは反体制派というよりも政治的迫害を行うためだけのツールとして用いられてきた。しかし、国内で改革派による抗議活動が開始してからは、法の条文どおりに適用されるようになった。


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