新型コロナウイルス

ファイザーワクチンの有効性データが盗難被害 ハッカーによる改ざん版がネット公開

コロナウイルスのワクチン製造元のファイザーとバイオエヌテックの2社はサイバー攻撃を受け、EUの調整機関用に作られた機密の規制文書が盗まれたことを明らかにした。ネット上にはデータの一部が改ざんされ、公表されている。AP通信が報じた。
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欧州医薬品庁(EMA)はこれに関して次のような声明を表している。「ハッカーらが違法にアクセスしたデータにはCOVID-19のワクチンの評価プロセスに関して電子メールでやりとりされた内部の機密情報が含まれている。この情報は(ネットでの)暴露の前にワクチンへの信頼を損ねるために犯罪者らによって内容が改ざんされていた。」

ハッカーが新型コロナ用ワクチンのデータをネットに流す
AP通信が伊サイバーセキュリティ企業Yarixのデータを引用して報じたところによれば、ハッカーが入手した情報の一部は2020年12月にダークネット最大のフォーラムの1つに挙げられていた。このデーターは「驚くべき詐欺! 悪徳ファイザー! 偽ワクチン!」と題され、公表されていた。
Yarixはハッカーらの主な目的はEMAとファイザーの権威と評判を失墜させることにあったと付け加えている。

同庁への攻撃がはじめて明らかになったのは2020年の12月初旬。機関はハッキングによって盗まれたデータ元の法人および個人に報告を行ったことを明らかにしている。

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