ロシア、新型空母のコンセプトを発表

ロシアは、遠洋でのロシア海軍の可能性を広げる新たな航空母艦「バラン」のコンセプトを発表した。
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ロシア統一造船会社の一部で、海軍艦艇の開発を行っているサンクトペテルブルクにあるネフスコエ設計局が、設立90周年となる2021年、新たな空母「バラン」のコンセプトを発表した。小型ながらも高度な自動化とロボットシステムを備えており、超音波を備えた航空機を搭載することができる。

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2019年、ネフスコエ設計局は、米軍の原子力空母「ニミッツ」に似た性能を有する空母「ラマンチン」のコンセプトを発表したが、大型の艦船の建造には時間も費用もかかることが分かった。またシリアなど世界の地政学的情勢などから、ロシアは独自の海洋遠征を行うことが求められ、超音波兵器を搭載できる艦船の開発に力を注ぐ必要に迫られている。

ネフスコエ設計局が発表した「バラン」は、サイズは小さいながらも、こうした要求を完全に満たしている。排水量は約45,000トン、全長約250メートル、幅65メートル、吃水9メートル、約26ノットまで加速可能。船上には多目的機24機、ヘリコプター6機、最大20機の無人機を搭載できる。

英国の空母と太平洋上でのタスクについては、スプートニクの過去の記事でお読みいただけます。

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