トランプ氏の事業所得 パンデミックの影響で1年間で3分の1以上減少

ドナルド・トランプ氏が大統領職から退任してから数時間後、過去1年間の資産と収入に関する申告書が公開された。ブルームバーグと米紙ニューヨーク・タイムズが今回公表された申告書と過去の申告書を比較したところ、トランプ氏の事業収入は就任後の2017年から徐々に減少しており、新型コロナウイルスのパンデミックの期間においては前年よりも3分の1減少したと報じている。
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トランプ氏の全資産を管理するトランプ・オーガナイゼーションの会計報告期間の総収入は、2億7800万ドル(約288億円)超で、これは2019年よりも38%減少している。ちなみに、トランプ氏が大統領就任初期に発表した申告書には、収入は5億2890万ドル(約548億円)超と記されている。

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ブルームバーグは、ホテルやゴルフクラブを所有するトランプ氏の事業は、パンデミックによる観光客減で大打撃を受けていると指摘している。

パンデミックの間に被害を受けなかったトランプ氏の唯一のビジネスは不動産業。トランプ氏のプライベートのゴルフリゾート「マールアラーゴ」は、前年の2140万ドル(約22億1700万円)から2420万ドル(約25億円)と収入を増加することができた。

同通信社の億万長者指数によると、トランプ氏の保有資産は24億5000万ドル(約2538億円)で、就任時よりも約5億ドル(約520億円)減少している。トランプ氏の不動産は10億ドル(約1040億円)以上の負債を抱えており、そのほとんどは今後3年間で返済されることになっているという。

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