ソロヴィヨフ氏は「ロシア24」テレビの取材に応じ「これまでに亀裂が1か所見つかったが、もう1か所あると踏んでいる。何らかの漏れがもう1か所ある。補給船で高精度の顕微鏡を持ち込み、その場所を調査する必要がある」と語った。
また、漏れがある場所の大きさは合わせて約0.2ミリメートルの直径の穴に相当すると補足した。
ISSの微小な空気漏れは2019年9月に発覚。2020年8月から9月、空気漏れのスピードが5倍になったため、乗組員はISS各モジュールのハッチを2度閉め、漏れをチェック。ISSロシア区画で数日間隔離状態となった。漏洩箇所はロシアモジュール「ズヴェズダ」の移動室にあると判明。亀裂をガムテープで塞ごうとしたが上手くいかず、応急パッチ止めをした。移動室の漏洩箇所を完全に修復するため、2月に補給船「プログレスMS-16」で専門補修キットを届ける予定になっている。
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