新型コロナウイルス

新型コロナウイルスと目の病気の関連性 ロシアの眼科医が語る

アレルギー性結膜炎などの目のトラブルは、新型コロナウイルスが原因で悪化する恐れがある。ピラゴフ・ロシア国立研究医科大学眼科学教室のイリーナ・レシェンコ准教授(眼科医)が、なぜこういったことが起こるのか、何をすべきなのかについてスプートニクで語っている。
この記事をSputnikで読む

新型コロナウイルス感染により全ての慢性疾患が悪化している。レシェンコ氏は、目の病気も例外ではなく、しかも目のトラブルはすぐに明らかにならない場合があると指摘している。同氏がその一例として挙げたのは、新型コロナウイルスが原因で発症することが多いアレルギー性結膜炎

涙で新型コロナの重症度を判断
レシェンコ氏は、「アレルギー性結膜炎という病気がある。症状が出ていないときに悪化や寛解することがある。我々は、アレルギー性の眼疾患がある患者が新型コロナウイルスに感染した際には何も起きなかったが、3週間後にアレルギー性結膜炎が悪化したことに注目している」と述べている。

緑内障などの慢性的な眼疾患がある人や、眼科医の治療を受けている人で新型コロナウイルスに感染したことがあれば、必ず眼科で診察を受ける必要がある。レシェンコ氏は、眼疾患の悪化を見逃さないためには、眼圧のチェックや他のパラメーターを分析する必要があると指摘している。

関連記事

コメント