国連によれば、2020年はコロナウイルスに関する厳しい規制措置を背景に、世界経済は4.3%縮小した。これは2009年の世界的な金融危機の時よりも2.5倍のダメージとなる。国連の専門家らは、2021年に予想される4.7%という「控えめ」な回復では、昨年の損失を補うことはできないとの考えを示している。
同事務総長は、「200万人超の人たちが亡くなり、私たちはこの100年で最悪な経済危機の只中にいる。私たちはこのことをパンデミックが浮き彫りにした人々や国々の間の不平等のなかで目にしている。特に女性は深刻な失業に晒されている。また私たちは気候や生物多様性の危機的な不安定さを目にしている」とコメントした。
グテーレス事務総長は、状況を安定させるため、パンデミック後の回復を活用することを2021年の世界の指導者らに呼びかけた。