木は、レスボス島の「化石の森」近くの道路を工事中に発見され、後に作業員によって現場から運ばれた。全長は約19メートルで、厚い火山灰の層に埋もれていたという。
化石の森自然史博物館のニコス・ゾウロス教授はロイター通信の取材で、発見された木について「素晴らしい状態で保存されている。化石化した木を研究することで、由来となる植物の種類を特定することが可能になる」と語っている。
レスボス島の「化石の森」は、2000万年前の火山噴火によって形成された石化林。面積は約1万5000ヘクタールにも及び、ユネスコの世界遺産に指定されている。