同州南東部ノヴォ・アンブルゴ市立大学分子微生物学研究室のフェルナンド・スピルキ氏によると、感染した患者2人の年齢は30歳前後。両名は同時に2種類のコロナ感染症に罹患した痕跡が認められるものの、軽症および中等症で済んだという。研究者らはまた、リスク群の患者の経過がどの程度危険かは現時点では予測できないという。さらに、異なる2つのSARS-CoV-2変異株に時間を空けず連続して感染する可能性も出てくるとしている。
今回、研究者がリオグランデ・ド・スル州で確認したのは5つのコロナ変異種で、その中にはより感染力が強い菌株もある。このようなウイルス皮膜(エンベロープ)の構造変化は南アフリカおよびブラジル菌株に特徴的なものとされている。
研究結果は27日に学術データベース「medRxiv」に格納されたが、まだ査読はされておらず、学術誌にも発表されていない。
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