ロシア保健省は1月、「スプートニク・ライト」の臨床試験実施を許可した。
先に、「スプートニクV」の開発に携わる「ロシア直接投資基金」のキリル・ドミトリエフ総裁は、「スプートニクV」は1つの薬剤ではなく、ワクチンのプラットフォームだと述べていた。同氏によると、「スプートニク・ライト」は、主に感染の勢いが増している外国市場向けとなり、ロシア国内では「スプートニクV」がより頻繁に使用されるようになる。
ロシアでは12月にワクチン接種が始まった。当時は特定のカテゴリーのロシア人が対象となっていたが、プーチン大統領は1月18日、ワクチンの大規模接種の開始を指示した。
「スプートニクV」
ロシアは今年8月11日、世界で初めて新型コロナウイルスのワクチンを承認した。ワクチンは「スプートニクV」と名付けられた。臨床試験はロシア保健省から許可を得たガマレヤ国立疫学・微生物学研究センターによって6月から7月に実施された。
「スプートニクV」は、これまでに多くのワクチンが生産されたすでに知られているプラットフォームを基盤につくられた。ロシア保健省によると、これまでに実施された「スプートニクV」の接種は、最大2年間の長期的な免疫を与えることを示している。11月11日、ロシア開発のスプートニクⅤワクチンは治験第3フェーズにおいて92%の有効性を発揮した。