国会で審議中の法案「グローバルな安全保障について」に抗議する活動がフランスの主要都市で開催された。同法案には警官の撮影を禁止する規定が盛り込まれており、警察による横暴を助長するものとしてフランス市民は抗議している。
パリでは抗議の参加者らが警官隊と衝突するシーンも見られた。日中から始まった抗議活動は夕方にかけて激しさを増し、暴徒と化した参加者らは警官に爆竹や瓶を投げつけるなどした。
これに対し、警官隊は放水車を出動させ、参加者らを散会させたほか、催涙ガスを使用した。
フランス全土では35人の参加者らが拘束され、そのうち28人はパリに集中している。
内務省によると、警官ら2名がこの抗議活動で負傷したとのこと。
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