また研究者らは、女性にはX染色体が2本あるが、これらの染色体には免疫反応を調節する遺伝子が含まれていることも重要な素因だと指摘している。場合によっては、この2本の染色体が同時に自然免疫のシステムを活性化することで、体は感染の初期段階でウイルスを発見できるという。
一般的に60代の男性は、新型コロナウイルス感染において初期段階で免疫反応を形成する能力を失い始める。そのため体はしばしば過剰反応を起こし、広範囲に及ぶ炎症とサイトカインストームを引き起こす。このサイトカインストームは新型コロナウイルスの重症および死亡リスクを増加させる原因となっている。
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