Xiaomiの公式ブログによれば、「革新的」そして「画期的」と呼ばれる新しい技術は、いくつかのガジェットを一度に充電することを可能にする。この場合、小箱のような特殊な機器の近くにガジェットを置くだけで十分。この機器は、若干の間隔で充電を行うが、その正確な範囲については同社はまだ明らかにしていない。宣伝用動画からは、スマートフォンの充電は、Miエアー・チャージが設置された室内であれば、半径2~3メートルの範囲で可能と見られる。
充電容量は5ワット。メーカーによれば、もしMiエアー・チャージのシグナルの先に物があっても充電の障害にはならないという。機器内部にはたくさんのセンサーが設置され、5相アンテナが室内の互換性のあるデバイスの位置を規定する。また、144のアンテナが電波を送信し、その後、電力を変換してスマートフォンの充電を行なう。
Xiaomiは、キャンペーンで紹介した技術は「科学もののファンタジーではなく」、まもなく家や部屋の中では「完全なワイヤレス」が実現されると確信している。
今後、Miエアー・チャージは、スマートフォンの充電だけでなく、この技術を利用するスマートウォッチやスマートスピーカー、その他の「スマート」機器でも使用することができるようになる。
同社代表はサイト「The Verge」に対し、2021年にリリースが予定される新しい商業機器は1つもなく、現在のところMiエアー・チャージも予定されていないとコメントした。また、同代表はマス市場への同技術のリリースで予想を示すことはしなかった。