ソトニコワさんによると、ソチ五輪で金メダルを獲得した後、英語とロシア語で脅迫を受けるようになった。
ソチ五輪のフィギュアスケート女子シングルでは、ソトニコワさんが総合得点224.59点で優勝、2位は韓国のキム・ヨナ選手、3位はイタリアのカロリーナ・コストナー選手だった。
ソトニコワさんは、ロシアのスポーツ紙スポルト・エクスプレスのコラムで「ソチオリンピック後に韓国の(フィギュアスケート)ファンの憎悪に直面した時にはとても気をもみました。彼らは、私が自分たちのお気に入りのキム・ヨナさんに勝ったことを許すことができず、インスタグラムには暴言メッセージが殺到しました。投稿のコメント欄にもダイレクトメッセージにも書いてきました。主に英語です。でも時にはGoogle翻訳を使ってロシア語で書かれたものもあります」と明らかにした。
またソトニコワさんは、憎悪に対処する唯一の方法は「ハム(HAM)、トロール(troll)、ボット(bot)」を気にしないことだと、その経験について語った。
ソトニコワさんは「7年後の今でも、気持ちがおさまらずに攻撃を続ける人たちがいます。彼らは汚い言葉を使って罵ったり、死やその他の『不快なこと』が私に起こるのを願っています。でも、私はもう気にしていません。ある時、思ったんです。なぜ私はハムやトロール、そして、もしかしたらボットに神経をすり減らしているのか?と。ブロックしたり、削除すればいいだけです。他の処方箋はありません」と指摘した。
ソトニコワさんは2020年3月に現役引退を表明、現在は自身のフィギュアスケートスクール「SOTKA SCHOOL」を率いている。同スクールでは、4歳から12歳までの子どもたちが学んでいる。
2020年12月には、著書「氷の心」を出版し、そのプロの道について語った。