国家の脅威 中国が米国人のマスクからDNA収集=米情報機関

米国人からDNAなどのヘルスデータを収集しようとする中国当局の努力は、米国の国家安全保障を脅かす。この見解を米国の国歌防諜安全保障センター(NCSC)が1日、発表した。
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NCSCが2021年2月に発表した報告書によると、中国当局による米国人のヘルスデータの大規模収集は、パンデミックの間に活発化した。

集団免疫か徹底追跡か 各国のコロナウイルス対策
報告書には、「パンデミックが始まると、中国は積極的に国産の新型コロナウイルス検査キットを世界中に販売した。中国のバイオテクノロジー大手BGIは、2020年8月までの半年間で180カ国に検査キットを販売し、18カ国に研究所を設立したと発表した」と記されている。

米当局によると、これらの研究所は、「中国の研究者に世界中のヘルスデータへのアクセスを提供している」という。

NCSCは、報告書で以下のように強調している。

「中国は、様々な集団の大規模なゲノムデータの収集・分析が、新たな医学的発見や治療法の開発に役立ち、そしてそれらが大きな商業価値を持っていることを理解している。中国が開発した新薬は米国の患者に利益をもたらす可能性があるが、米国は中国の医薬品のイノベーションと開発への依存度が高まる恐れがある」

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