ドミトリエフ総裁は、共同治験が来週始まることに期待を表した。治験では新型コロナウイルスの新たな変異種も考慮されるという。
12月21日、「スプートニクV」を開発したガマレヤ国立疫学・微生物学研究センター、アストラゼネカ、ロシア直接投資基金、ロシアの製薬大手Rファームは、協力に関する覚書に署名した。
覚書では、「スプートニクV」ワクチンの成分の1つと、アストラゼネカが英オックスフォード大学と共同開発した「AZD1222」ワクチンの成分の1つを組み合わせて使用することを評価するための臨床試験プログラムの開発と実施における協力が規定されている。
英医学誌ランセットは2月2日、「スプートニクV」について、91.6%の有効性が確認されたとする論文を発表した。なお、中程度から重度の新型コロナに対する有効性は100%だったほか、副反応も最小限だった。