日本政府とアストラゼネカは2020年12月、日本における1億2000万回分の新型コロナウイルスワクチンの供給について合意を締結した。当初、うち3000万回分は2021年3月までに供給される見通しであったため、日本側の審査に1ヶ月程度かかる可能性があることから、実際の供給、生産は5月以降となる可能性がある。
先に日本経済新聞は、アストラゼネカは日本で新型コロナワクチンの量産準備に入ると報じた。同紙によると、日本ではアストラゼネカの日本向けワクチンの75%に相当する9000万回分が生産される見込み。
ワクチンの原液は、神戸にあるJCRファーマの工場でアストラゼネカの技術を用いて生産され、第一三共や明治ホールディングスが製剤化やワクチンの保管・配送などを担当する。日本国内での承認申請 は2例目。
先に、韓国の中央薬事審議委員会は、英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンの国内での使用を承認したが、65歳以上に対するワクチン効果に関するデータが不足しているため、65歳以上の高齢者への接種の判断は慎重に行うよう呼びかけた。
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