新型コロナウイルス

英政府、「ワクチンパスポート」の導入を計画=マスコミ

英政府は、新型コロナウイルスのワクチン接種を受けた英国人が外国に渡航するのを可能とする、所謂「ワクチンパスポート」を国内に導入することを計画している。英当局はすでに「ワクチンパスポート」に関する作業を開始した。タイムズ紙が消息筋を引用して報じた。
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タイムズは「証明書のシステム導入が計画されている」と報じている。英国の外務省、保健省、運輸省は「入国の条件として証明書を必要とする可能性のある国に渡航する人のためのオプションに取り組んでいる」という。旅行業界の消息筋によると、英国からの渡航者が新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた証明を提示できれば、ギリシャは5月に英国からの渡航者を受け入れることができると強調している。

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先に、英国の旅行会社や運輸会社は「ワクチンパスポート」の導入を提案した。「パスポート」の導入によって旅行者数を増やし、新型コロナのパンデミックで影響を受けたビジネスを回復することに期待している。

なお、英国のジョンソン首相は、「ワクチンパスポート」の発行を2度にわたって否定した。同氏はその理由について、不平等と制限の条件を作り出すからだと説明し、「英国ではそのようなことはしない」と述べた。

英国では12月に新型コロナウイルスワクチンの接種が始まり、現時点で1050万人が接種を受けた。

コロナパスポート:今後、抗体検査なしで旅行はできるのか

多くの国が新型コロナ対策に関連する制限措置の緩和に慎重に踏み切った。しかし旅行者への国境開放については性急な決定はされてない。脅威の新型コロナウイルスに対するワクチンは開発段階であり、そのため今日では「免疫パスポート」の導入について議論されることが多くなった。免疫パスポートは何らかの国に到着した人の健康を証明するものになる。「コロナパスポート」を取得できるのは、体内にCOVID-19の抗体ができている者に限られる。

スプートニク通信は、免疫パスポートの導入は国際観光の「復活」にとって現実的なシナリオとなるのか、またパスポートの効果は何に依存するのか、研究者に話を聞いた


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