感染症には辛味スパイスの使用が有効という噂を解明

オーストラリア国立大学の研究者は、アジア各国の辛味食品は感染症の予防に役立たないとの結論に至った。スパイスはウイルスに有効という噂を解明した報告が雑誌『Nature Human Behaviour』に掲載された。
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研究者は、「美食の自然淘汰説」という仮説を否定した。この仮説によれば、辛味食品は熱帯気候で暮らす人々を助け、また、熱帯地域では、食物からの感染リスクは健康と長生きの観点から身体に大きな負担をもたらすおそれがある。

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しかし、熱い国では実際に辛い食べ物が人気であり、研究者は、辛い食べ物を頻繁に摂取することは、逆に、中毒死のリスクを高めるだけでなく、たとえば、自動車事故のような食べ物とは関係のない他の原因に関係することを明らかにした。

専門家によれば、このことは辛い食べ物が長生きの可能性を低めることを意味するのではないという。このほか、辛味の頻繁な利用と相関する社会的経済的指数も多数存在する。それでも研究者は、天候や人口密度、文化の多様性、生物多様性、栽培された作物の数を含め、考え得る一連の理由を除外した。

また、この間、研究者は、うこんは心臓に効果があり、ブラックペッペーはコロナウイルスの活性を抑制すると解説している。

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