CNNの報道によれば、今、米国をはじめとする各国で大きな人気を集めているという、この「テクボール」。卓球とサッカーのミックスのようなもので、台の上でボールを蹴ってピンポンのように交し合うのだが、蹴る際は手以外であれば体のどの部位を使ってもよい。ボールは地面に落ちてはならない。
「テクボール」はあまりも人気が沸騰し、プレイヤーらが2028年のオリンピックで公式種目の認定を狙おうと動き出すまで至った。「テクボール」の世界で初めての女子チーム「BellaTeq」は、米国や世界での女性の間でこの競技への関心を広めようとしている。
「テクボール」は2014年、ハンガリーで誕生した。以来、世界各国にテクボール連盟が発足するまでに成長している。テクボールはまだ全米で浸透してはいない段階ですでに3度の世界選手権を開催。そして今年2021年、米国では計52のトーナメントが組織されることになっている。
五輪公式種目への登録申請が行われた背景には、ビギナーでも競技には参加しやすく、これで五輪出場も夢ではないというプレイヤーの野心がある。
テクボールに必要なのは中央部が曲線状に曲がった卓球台とサッカーボールに似た、それより多少軽めのボール。ボールを軽妙に操るのに必要なのは体力より技術で、このために男女の別にかかわらず、参加しやすい。