首相、中国の海警法けん制 「運用で緊張高める」衆院予算委

菅義偉首相は8日の衆院予算委員会で、中国当局による外国船舶への武器使用を可能にした海警法の施行をけん制した。沖縄県・尖閣諸島周辺への領海侵入を踏まえ「運用によって、東シナ海や南シナ海の海域で緊張を高めることは全く受け入れられない」と述べた。中国側に「強い懸念」を伝えているとも強調した。中国外務省は尖閣は「中国固有の領土だ」と主張した。
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国民民主党会派に所属する井上一徳氏(無所属)は、法施行で危機管理の次元が変わったと指摘。海警法施行後の6、7両日、海警局の船が相次いで尖閣周辺の領海に侵入した事案を受け、強い姿勢を示すべきだと訴えた。

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