iPhone 12が体に植え込むタイプの医療機器に影響 研究で明らかに

米AppleのiPhone 12シリーズが、体に植え込むタイプの医療機器に影響を与えることが米国の研究者らによって明らかになった。米国のテレビ局NBC25が報じている。
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米ヘンリーフォード心臓血管研究所のグルジット・シン博士(循環器専門医)らは今回、Apple製品が医療機器にどれほどの影響を与えるのかを確認するテストを行った。すると、iPhone 12シリーズを、植込み型除細動器(ICD)を身につけている患者の胸の上に置くと誤作動を起こすことが確認された。

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ICDとは、不整脈を治療するために体内に植え込まれた医療機器。米国では毎年30万人以上がICDやペースメーカーなどを植え込む手術を受けており、2020年に販売された携帯電話の約4台に1台がiPhone12だったという。

またこの実験では、iPhone 12を胸から離すとICDは正常に動作を開始した。

Appleは、iPhone 12には、ワイヤレス充電器MagSafeに対応するために以前のモデルよりも多くの磁石を搭載していることを認めている。

同社は1月末、iPhoneやMagSafeをこうした医療機器から15センチ以内、ワイヤレス充電時には30センチ以内に近づけないようにとの注意を呼びかけている。

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