宮城海上保安部のダイバー7人は11日の日本時間午前9時ごろ、同県女川町の桐ケ崎漁港近くで家族らと海に向かって黙とうを捧げた後、水深約20メートル付近まで潜り、150メートルの範囲を捜索した。
この周辺での捜索は、昨年は新型コロナウイルスの影響で中止されたため、2年ぶりとなった。
周辺は震災後に複数の遺体や車両などの漂流物が見つかっている。震災から10年が経とうとする中、この日も藻が張り付いたスーツケースや皿などの遺留物が見つかったという。
宮城県では2月現在までに、関連死を含め1万567人が死亡し、1217人が行方不明となっている。
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