日本 自衛隊に5G基地 省人化と効率化を検証する実証実験を実施へ

航空業界専門家は、5G通信は多数の死を招くとして、その危険性を指摘している。英日刊紙「ザ・サン」が伝えた。
この記事をSputnikで読む

この実験は新年度(令和3年度)から2年間、北海道の航空自衛隊千歳基地で実施される。同地には5Gネットワークが敷設され、警備や補給の効率化を検証するための実験が行われる。

NTTドコモ、「5GオープンRANエコシステム」の協創について12社と合意
5Gは大容量の高速通信が可能で、同時に多くの機器と接続できるのが特徴。この利点を活用して、小型無人機(ドローン)や陸上無人車両(UGV)につないで基地の警備や、燃料や補給などに関してより効率的な運用ができるとみられている。

防衛省は、戦闘機に随伴する無人機の開発を進めており、無人化・省人化を推し進めている。

この背景には少子化などの影響で自衛隊の人材確保が難しくなっている点がある。読売新聞によると、中国や米国でも5Gネットワークを活用する戦略を進めており、各国が実戦配備を急いでいるという実情がある。日本はこの流れへの対応が遅れているとの指摘がなされており、防衛省はこの実証実験を通し、環境整備を早期に実現したいと考えているという。

関連記事

コメント