新型コロナ「ケント」株は、コロナウイルスとの戦いを数十年長引かせる可能性がある

英国の遺伝子監視プログラムの責任者、シャロン・ピーコック氏は、英イングランド南東部ケント州で最初に確認された新型コロナウイルスの変異株について、全世界に広がる可能性があり、これによってコロナウイルスとの戦いは少なくとも10年は続く恐れがあるとの見方を示した。
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同氏は、新型コロナウイルスの「ケント」株は「英国を席巻した」と指摘し、この変異株は「高い確率で世界を席巻する」と述べた

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さらにピーコック氏は「われわれが(ウイルス)に勝つか、またはウイルスが変異して病気を引き起こすのをやめたら、われわれは心配するのをやめることができる。しかし私は、ウイルスはまだ非常に長い間われわれを不安にさせるのではないかと考えている」と語り、数十年間続く可能性があると述べた。

2020年末、ケント州で最初に確認された変異株の存在が明らかになった。実際のところ「ケント」株の最初の感染は2020年9月に起きていた。英国では同年12月13日までに1000人以上が変異株に感染した。専門家らによると、変異株が外国から「持ち込まれた」ことを示唆するデータはない。したがって、変異種は英国で発生したとみられる。なお学者らはこの変異株について、実際に従来のウイルスよりも人から人への感染力が71%強いのかどうかを明らかにしようとしている。変異株は他の国でも確認されている。

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