『マンダロリアン』出演の米女優が解雇 今の米国とナチスドイツと比較

米映画製作会社「ルーカスフィルム」は『マンダロリアン』『デッドプール』『ワイルドスピードEURO MISSION』に出演の女優ジーナ・カラーノ氏を今後起用しないことを決めた。カラーノ氏がSNS上で現在の米国の政治状況をナチスドイツになぞらえる発言を行ったことがその理由だと説明されている。娯楽雑誌Varietyが報じた。
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2月9日深夜、カラーノ氏はインスタグラムのストリームに数度ポストし、その中で米国の政治状況をナチスドイツにたとえている

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ポストの内容は以下の通り。

「街頭でユダヤ人を排斥したのはナチスの兵士ではない。ユダヤ人の隣人らだった。中には子どもさえもいた。歴史は改ざんされるため、ナチの兵士が多くのユダヤ人をいとも簡単に包囲することができたのは、政府がまずユダヤ人であるというだけで、ユダヤ人の隣人らがユダヤ人を憎むようしむけたのだということを、今日大半の人間はもう認識していない。これは、政治的な見解を理由に誰かを憎むこととどんな違いがあるのか。」

このポストの後、複数の映画製作会社にはカラーノ氏を首にしろ、『マンダロリアン』を降板させろという呼びかけが寄せられた。ルーカスフィルムはカラーノ氏の起用を取り消し、次のような声明を表している。

「彼女のSNS上のメッセージは人間を文化、信教の別によって誹謗するものであり、忌まわしく、受け入れることはできない。」

この他、カラーノ氏が所属していた「ユナイテッド・タレント・エージェンシー」もカラーノ氏の雇用を破棄した。

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