CrossTech Solutions Groupの話では、プロットタイプに使われたのは米ボストンダイナミクス開発の犬型ロボット。同社は数か月にわたってボストンダイナミクス社のロボット犬「Spot」の購入を検討してきたものの、最終的に高額につくことと、公式的なディストリビューターがロシアにはないことから、そういうことであればいっそ自分で作ってしまえ、ということになったという。
CrossTech Solutions Groupによれば、このプロジェクトは機械学習のアルゴリズムに基づいたマシンビジョンの応用研究に照準を絞っており、主要課題は産業セクターで課題を与えられたロボットが自動的に行動すること、ロボットの周囲にある遠隔のオブジェクトに関する情報処理を可視化することにある。
将来、犬型ロボットは計画では石油ガス精製ステーション、坑道など特に危険を伴う施設や環境被害を受けた領域で使用される。このプロットタイプの制作から実際の利用開始まで約1年半はかかるとされている。
ボストンダイナミクス社製のロボット犬は2020年6月には販売が開始されている。