バイデン大統領は演説の中で、3億人のワクチン接種が7月末までに完了すると明言した。米国の総人口は3億3000万人であることから、国民の大半は夏で接種が完了する見通し。ただし、それが1回目の接種か、それとも2回目の接種かについては言及しなかった。米国で承認されているファイザー社とモデルナ社のワクチンはいずれも2度の接種が必要とされている。
また、トランプ前大統領について言及した中では、同氏がワクチン接種に向けて用意を進めていなかったとして批判した。
正直言って、私の前任者は数億の米国人にワクチン接種を行うという偉大なチャレンジに向けた自分の仕事を進めていなかった。彼は十分なワクチンを注文していなかったし、注射に必要なマンパワーも動員しておらず、ワクチンセンターも組織していなかった……私が3週間前に就任した時、わが国には計画が無かった……我々が就任したとき、実際よりもリソースははるかに多い印象を受けた。
現地時間で11日午後にバイデン大統領はファイザー社とモデルナ社のワクチン、それぞれ1億回分の追加供給に関する契約書にサインしたほか、すでに契約済みのワクチン、2億回分についても供給を急ぐよう指示した。
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