同紙によると、今日では「箱から出して」すぐの状態のスマホが、完璧に作動していない状態であったとしても、追加の「アップデート」をする必要はない。しかしユーザーは、従来通りスマホの作動を遅くさせ、害を及ぼすアプリをインストールする。そのため、こういったアプリは端末から削除する必要がある。
1つ目は、電話の発信者を識別するアプリ(ロシアだとGetContactやTruecallerが知られている)。知らない番号から電話をかけてきた人物の名前を調べる必要があるときに便利なアプリだが、これを利用するとアプリはあなたの名前と電話番号を知りたいと思っている人全員に教えることができてしまう。そしてこれらのアプリは、あなたの端末のアドレス帳から情報を集め、その全ての情報をコピーしてデータベースに追加する。
2つ目は、節電アプリ。端末の電池充電レベルを教えてくれ、削除可能なアプリにはアンインストールボタンが表示される。とてもクールなアプリのように思えるが、これには何の効果もない。重いアプリをアンインストールしてもまたすぐ同様の重いアプリをインストールするため、さらに多くのリソースを浪費することになるからだ。
3つ目は、メモリの「お掃除アプリ」。これは、2つ目の節電アプリと同じような働きをするアプリ。つまり、実行中のアプリのタスクを強制的に停止する。こうすることでしばらくの間はRAM(ランダムアクセスメモリ)の空き容量は増えるが、この効果はかなり短期的なものだという。
4つ目のアプリは、懐中電灯アプリ。このアプリの多くは、端末のアドレス帳、通話リスト、SMSや他の情報へのアクセスを要求する。なぜ懐中電灯アプリがあなたのメッセージ等を知る必要があるのだろうか?
そして最後の5つ目がQRコードとドキュメントをスキャンするアプリ。これらの性能は、カメラアプリとGoogle Driveに内蔵されている。