中国 旧正月の公演での人種差別に非難が沸き起こる

中国の国営テレビCCTVは、旧正月の特別公演の際に中国のダンサーらがアフリカ人に扮したことから人種差別と非難を受けることとなった。ロイター通信が報じた。
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 毎年多くの視聴者が楽しみにしているCCTVの4時間におよぶ公演で、肌の色を黒くし、アフリカをイメージさせる衣装を着た中国人アーティストがステージに登場した。

​ネットではすぐにこうした演出に対し主催者と出演者らを人種差別と非難するコメントが飛び交った。

ロイター通信によれば、中国のプラットフォームWeiboのあるユーザーは、出演者らのグループを「愚かで悪質」と指摘した。中国のアフリカ人擁護団体もまた抗議の意を表明した。

一方、中国外交部は、中国の公演で他国の文化的要素を集成することは敬意の証であると表明した。

ロイター通信は、「もし誰かが、中国とアフリカ諸国との関係を騒ぎ立て、または軋轢を生じさせようとして、中国中央電視台春節聯歓晩会を利用するのであれば、そうした人たちには明らかに良からぬ意図がある」と報じた。

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