米上院の弾劾裁判で採決、トランプ元大統領の無罪確定

米議会上院では13日にドナルド・トランプ元大統領の弾劾に関する採決が行われたが、賛成票が3分の2に届かなかったことから、元大統領の無罪が確定した。
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数日にわたって続いた検察と弁護側による陳述の終了後、証人喚問は行われずに採決となった。投票結果は賛成票が57で反対票は43だった。弾劾の賛成が3分の2に届かなかったことから、トランプ元大統領の無罪が確定した。共和党からは7人が離反して賛成票を投じた。

​トランプ氏を弾劾するには67票の賛成が必要だった。弾劾に必要な票が得られなかったことから、トランプ氏の無罪が確定し、暴動への扇動に対する責任は問われないこととなった。

米共和党がラブコール トランプ氏は依然として必要


米下院は1月13日、ドナルド・トランプ大統領(当時)の支持者による襲撃で「反乱を扇動」したとして、弾劾措置決議案は賛成232、反対197の賛成多数で可決された。下院は25日に弾劾訴追決議を上院に送付。上院は2月9日、トランプ元大統領に対する弾劾裁判の合憲性について採決を行い、賛成多数で合憲とした。共和党からは6人が離反して賛成票を投じた。弁護側は弾劾について憲法が定める規定は現職の大統領を対象としたものであるため、トランプ氏に弾劾は適用できないとの見方を示していた。

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