新型コロナウイルス

新型コロナワクチンは「廃れる」可能性がある 学者が警告=ブルームバーグ

米ワシントン大学セントルイスのワクチン専門家マイケル・キンチ氏は、新型コロナウイルスに対するワクチンについて、コロナウイルスの変異によって既存のワクチンの効果がなくなる可能性があるとの考えを示した。ブルームバーグ通信が報じた。
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ブルームバーグによると、キンチ氏は「大勢の人が心配している理由は、利用可能なワクチンが突然機能しなくなることではなく、それらのワクチンが徐々に廃れることにある」と述べた。

キンチ氏によると、開発者らは現在、ワクチンを近代化するためのツールを有しているが、将来的には変異種対策のための代替アプローチが必要となる。
英オックスフォード大学の主任研究員アンドリュー・ポラード氏もキンチ氏と同じような見解を示している。ポラード氏は、科学界と製薬会社は近い将来にどのような変異種が出現するのかまだ知らないと指摘した。

同氏は「われわれは今どのような変異が起こっているのかを理解している。しかしウイルスは、おそらく、人の免疫の影響下で変化し続けるだろう」と強調した。

最新情報によると、世界の新型コロナウイルスの感染者数は累計1億900万人超、死者数は約240万人。

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