WTO事務局長に初めて女性が就任 アフリカ出身としても初

ナイジェリアのヌゴジ・オコンジョイウェアラ氏が、女性で初めて世界貿易機関(WTO)の事務局長となった。15日、WTOの一般理事会で選出された。
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WTOの発表では「WTO加盟国は15日に臨時の会合を開き、ヌゴジ・オコンジョイウェアラ氏を新しい事務局長に任命した。オコンジョイウェアラ氏は、WTOのトップに女性として、またアフリカの出身者として初めて就くことになる」と述べられている。

オコンジョイウェアラ氏は3月1日に就任し、任期は2025年8月31日までとなる。

コンゴ エボラのワクチン接種が開始

オコンジョイウェアラ氏は1954年、ナイジェリアのオグワシ=ウクで生まれた。同氏はナイジェリアの財務大臣および外務大臣を務め、世界銀行の副総裁も務めた。また、現在は途上国へのワクチン普及を推進する国際組織「GAVIワクチンアライアンス」の理事長も務めている。

WTOをめぐっては、ロベルト・アゼベド前事務局長が2020年8月31日で辞任することを発表した。アゼベド氏は、その理由を健康上の理由や別の政治的野心のためではないとし、WTO本部があるジュネーブや母国ブラジルに住んでいる家族と相談して決断したと語っていた。

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