スペースXのファルコン9 1段目の洋上着陸には失敗

2021年2月16日、イーロン・マスクCEOのスペースX社の商業用打上げロケット「ファルコン9」は衛星コンステレーション計画「スターリンク」の複数の衛星の軌道への投入に成功した。ただし打上げ成功の知らせもファルコン9の第1段目のロケットの着陸失敗で多少陰りが出来てしまった。NASAのニュースサイトが発表している。
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ファルコン9はケープカナベラル発射基地からの打上げ後、1段目が洋上着陸用プラットフォーム「Of Course I Still Love You」に自動的に戻るはずだった。ところがそうはならなかった。この事故についてはスペースXのスポークスマンのジェシカ・アンダーソン 氏が発表した。

ファルコン9は1段目を失ってしまったわけだが、マスクCEOはスターリンクのインターネット用衛星60基のすべてが軌道投入された以上、打上げは成功と判断している。マスク氏は打上げの主たる課題は大事な貨物の投入と力説している。

今回の打ち上げはファルコン9にとっては2021年に入ってから5度目。これまでの4回の打ち上げでは切り離し後のロケット回収はすべて成功。ファルコン9は2018年5月から現在までに25回の打上げを記録しており、そのすべてを成功させてきた。

2020年ファルコン9は他のロケット運搬機に比較して例年になく打上げ回数はおおかった。発射回数ではロシアの「ソユーズ」が2位、中国の「長征2号」が3位につけている。

今回のスペースXのファルコン9の 打上げについてはスプートニクは以前記事で紹介している。

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