「スプートニクV」ワクチンの経鼻タイプ、モスクワで治験実施へ

ロシアの首都モスクワのソビャニン市長は、同国で開発された新型コロナウイルス感染症のワクチン「スプートニクV」の経鼻噴霧タイプの臨床試験(治験)の3つの段階がモスクワで実施されることを明らかにした。
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ソビャニン市長はブログで「われわれは、コロナウイルスから保護するための新しい手段も研究している。専門家らによって鼻咽頭領域で免疫を形成する『スプートニクV』の経鼻タイプが開発された。この薬剤は、れっきとしたワクチン接種の代わりにはならないが、追加的保護のかたちとしては役立つ可能性がある。この薬剤の臨床試験の全3段階もモスクワで実施される計画だ」と発表した。


今月10日、「スプートニクV」を開発したロシアのガマレヤ国立疫学・微生物学研究センターのデニス・ログノフ副所長は、ロシアでは約220万人が「スプートニクV」の接種を受けたと発表した。

ロシアでは1月18日に新型コロナウイルスワクチンの大規模接種が始まった。ロシアのプーチン大統領は、大規模接種の必要性を表明した。なお、「スプートニクV」の接種は無料。「スプートニクV」は、国内外で初めて新型コロナワクチンとして承認された。最新の調査データによると、「スプートニクV」の有効性は91.6%。なお、60歳以上では91.8%だった。

さらに、別のロシア製ワクチン2つも生産に向けた準備が進められている。

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