新型コロナウイルス

英国、余分なコロナワクチンをCOVAXに寄付

英国は、余分となったコロナウイルスワクチンの多くを国際的機構COVAXに寄付する。ボリス・ジョンソン首相が承認した。
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首相官邸は、「首相は本日(18日)、英国で今後余分となるコロナウイルスワクチンの多くを、発展途上国の支援のためにCOVAXと共有することを承認した。これに加え、英国は既にCOVAXに5億4800万ポンド(約773億円)を拠出している」と伝えた。

ジョンソン首相は、19日に予定されるG7首脳テレビ電話会議で議長を務める。その際「ワクチンの確実で公正な分配を目指すべく、G7の指導者にCOVAXへの資金提供を増やすよう呼びかける」とされている。

ワクチン接種に関して、英国は欧州における絶対的な先進国である。現在、英国ではファイザー(米)及びバイオエヌテック(独)のワクチンとアストラゼネカ(英)のワクチンが接種されているが、先日モデルナ(米)のワクチンも英国で承認され、今春供給が予定されている。

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また、英国民保健サービスは、ノババックス(米)と先週スコットランドで生産が開始されたヴァルネヴァ(仏)のコロナウイルスワクチンを、医薬品・医療製品規制庁によって承認され次第、すぐに接種開始できるよう調整している。

英国では、現在までに1600万人がワクチンの初回接種を完了した。こうした状況は、ワクチンの深刻な不足を訴えるEUの状況とはまったく対照的であると指摘される。

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