新型コロナウイルス

米ファイザー社が国内向けワクチンの供給量を倍増、保存方法も簡素化

米製薬大手ファイザー社は国内向けのワクチン供給を1週間当たり1000万回分にまで拡大するほか、生産速度を加速させる。同社のアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)がジョー・バイデン大統領と共同で行った記者会見で明らかにした。
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ブーラCEOはミシガン州にあるファイザー社の生産工場でジョー・バイデン大統領と共同で行った記者会見でワクチン供給計画の拡充を明らかにした。

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現在、ファイザー社は1週間で500万回分のワクチンを供給しているが、これを1000万回にまで拡大する。製造拡大は直近の2週間でスタートする見通し。そのうえで3月末までに1億2000万回分、5月末までに2億回分のワクチンを供給するとした。

またワクチンの保存方法についても「良いニュース」が発表された。現在、ワクチンはマイナス75度で保存することが推奨されているが、2週間以内であればマイナス20度の保存でもワクチンは安定した効果を示すという。さらに5日以内であれば家庭の冷蔵庫(2度から8度)でも保存が可能とのこと。これによりブーラCEOは薬局などへの配給もスムーズになると期待している。

バイデン大統領によると、米国では1日当たり平均で170万回分のワクチン接種が行われており、大統領就任から100日以内に1億回分の接種を完了するという政治公約の実現に確信を示した。バイデン大統領の演説はホワイトハウスの公式サイトでも生中継で放送された。

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