米国務省、「ノード・ストリーム2」を巡る新たな制裁を提案せず=ブルームバーグ

米国務省は米議会への報告書で、ロシア産天然ガスをドイツに送るパイプライン「ノード・ストリーム2」を巡る新たな制裁を提案しなかった。ブルームバーグ通信が20日、米国務省の報告書を引用して報じた。
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ブルームバーグによると、新たに制限措置が課される可能性がある企業のリストにはロシアのパイプ敷設船とその所有者の「KVT-Rus」社の名前が挙がっているが、これらにはすでに先月、米国の制裁が発動されているという

またブルームバーグは、報告書に「ノード・ストリーム2」建設に関わるドイツやその他の欧州の企業の名前が載っていないことにも注目した。

ブルームバーグによると、新たな制裁を発動しないという米国の決定は、国際舞台において米国の重要な同盟国であるドイツに対して挑戦的な態度を取らないというブリンケン米国務長官の政治的意図を反映している。

ブルームバーグは19日、米国は「ノード・ストリーム2」に関わるドイツ企業を制裁リストに加えない計画だと報じていた。

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