サイバーセキュリティを専門とするRedCanary社は、新しいウイルスSilverSparrowについて、Apple製の新たなM1チップを標的につくられたと伝えた。
専門家らはウイルスを丸1週間監視したが、このウイルスが一体何をしているのかを明らかにすることはできなかったという。
専門家らは「ウイルスが(パソコンの)データに対してどのような破壊的行動を起こしているかはまだ観察されていないが、そのM1チップとの有望な互換性、世界的なまん延、比較的高い感染率、運用の成熟度は、SilverSparrowがいつでも感染できるユニークな可能性を持つ十分に深刻な脅威であることを示唆している」と伝えた。
また専門家らは、Silver Sparrowが自己破壊メカニズムを持っていることも発見した。通常、このような機能は、密かなサイバー攻撃で使用されるソフトウェアが有している。一方、感染したシステムのいずれかでSilverSparrowが自己破壊した証拠はまだないという。
関連ニュース