新型コロナウイルス

モデルナ、南ア変異株ワクチンの臨床実験開始

米製薬大手モデルナは南アフリカで発生した新型コロナウイルスの変異株向けに開発しているワクチンを米国立衛生研究所(NIH)に送り、臨床実験を開始する。
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発表によれば、モデルナは南ア変異株(B.1.351)用に開発中のワクチン・サンプルをNIHに送付し、臨床実験の第一段階を開始する。臨床実験はNIHの傘下にある米国立アレルギー・感染症研究所が実施することになっており、費用も研究所が負担する。

モデルナ社は自社製のワクチンが、英国や南アフリカ由来の新たな変異株を無効化すると発表していた。変異株501.V2(B.1.351)は2020年10月に南アフリカ共和国で初めて確認された。欧州疾病予防管理センター(ECDC)の統計によれば、この変異株は現在、南アフリカ共和国で主要になっている。また世界保健機関(WHO)のデータによれば、この変異株はこれまでに世界51カ国で見つかっている。

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