聴衆の拍手を受けてポンペオ元国務長官は、「皆さんと共に戦う意思がある」と語った。ポンペオ氏は聴衆に対し、政治だけでなく、学校のPTAを含む日常生活の場面でも保守主義の立場を「エリート特殊部隊」として死守するよう呼び掛けた。
また、ポンペオ氏は演説でジョー・バイデン政権の政策を痛烈に批判した。
バイデン大統領は米国が帰ってきたという。はたして、どこに帰ってきたというのだ?
ポンペオ氏によると、バイデン大統領はイランに対して謝罪する姿勢さえ見せており、経済的にもイランを支援し、その支援でもってイランは米国を攻撃するミサイルを開発するだろうと忠告した。さらに、米国経済の破壊につながる中国との貿易協定に回帰することは断じて容認できないと強調した。
強い米国が必要だとリベラルが主張するのを聞くと、私は残念に思う。彼らこそが米国を破壊しているのだから。
CPACのスピーチ討論会は2024年大統領選への立候補を狙う政治家らが集う場となっている。これまで主要な共和党議員が演説を行ってきたが、マイク・ペンス元副大統領は参加を拒否している。
CPACの目玉は28日に予定されているドナルド・トランプ元大統領の登壇。トランプ氏は2024年大統領選への出馬を正式には表明していないが、共和党のリーダーとして不動の立場を維持している。